7.27.2014

The overwhelming country, US.

NPO法人Innoplexインターンによるニューヨーク都市農業視察、その後の大学院見学のためのボストン・サンフランシスコ訪問、20日間のアメリカ出張/旅行の感想を書き連ねます。


  • 人種、貧富と個人の国。
    ニューヨークでは、黒人街であるハーレムの近くに滞在した。すると、仕事の訪問先で会う人と、帰って来てから見る人種が異なる。そして、生鮮野菜の価格と、ファストフードの価格差。所得層によって食事の品質がガラっと変わってしまう。アメリカ政府は低所得者層への食の保障システムがいくつかあるが(food stump, school foodsなど)、色々な人へ話を聞いていると、品質の保障まではなされていないような所感を覚えた。

  • 表現の街、ニューヨーク
    地下鉄施設の古さ、ゴミの異臭、排水の不整備、ニューヨークは整っていない東京だ。都市としての機能は完全に東京に劣っている。それでも東京には絶対勝てないところがある、表現の自由だ。ニューヨークは働く町であると同時に、アートの町でもある。至る所で人が音楽を奏で、絵を描き、跳ねて踊る。デモをして、野菜を売り、生き方を主張する。誰も止めない。ごまんとある小さなギャラリーにはなにがなんだかわからない作品が展示され、値段がつく。大きな美術館は週に1度、無料で開放される。世界の文化を発信する絶好の場であり、自分の可能性を鼓舞する環境を感じた。

  • 東西の差
    ニューヨークの野菜のまずいこと、黒人の多いこと、建物の高いこと。サンフランシスコの野菜のうまいこと、アジア人の多いこと、建物の低いこと。同じ国なのに全く違う都市。それぞれのバックグラウンドの違いは、沖縄と北海道の比ではないのかもしれない。

  • 自然のない国
    ほっと一息つくような、落ち着ける公園は、UC Berkeley内にある公園だけだった。他の建物や公園は全て、気持ちよいけれどとても人工的。全てが計画都市。昔から商人が通っていたからいまは主要な国道、だとか、昔から人々が水をくみにきていた池だから公園として保全、だとか、そういうものが息づいていない。息のつまるような都市だった。

  • アカデミックエリートとの出会い
    彼らは、シビアでオープンだ。日本の劣等生の進路相談にのってくれたJ-PALの方、 Davis市内の農業関連施設を案内してくれたUC Davisの学生の方、経済学で見える世界を丁寧に説明してくれたStanfordの学生の方、みんな初めて会う人なのにとてもオープンに私のほしい情報を次々と差し出してくれる。すばらしい世界を見せてくれた。これはこれから2年間、経済学を勉強するためにこれ以上のモチベーションはないと感じた。本当に感謝。

7.26.2014

実は最先端のコミュニティ、DAVIS!



サンフランシスコ3日目は、AmtrackでDavisまで行ってきました。
2年ぶり!
今回はUC Davisでコミュニティデザインを学んでいる方が農業・コミュニティツアーを(炎天下6時間チャリで)してくれました!焼けた!
以下レポートです。最後にまとめがあります。
  • Community Garden。

    確か100ドル/年で1区画借りれる。(30ドルのデポジットあり)ほとんどがDavis市民。割と本格的に栽培している人も多かった。水道が何カ所かに通っていて、各々ホースで水をあげていると思われる。カリフォルニアは数年に一度の干ばつに見舞われており、8月からはDavisも公共水栓の利用時間が制限されるとのことです。(超過すると罰金あり)Compostもやってたよ。
  • Central Park

    畑というよりガーデンが整っていた。この公園はコミュニティデザインの手法で設計されており、市民とのワークショップを通じて作られた。ファーマーズマーケットが開けるように屋根を作ったり、卸やすい位置に駐車場を作ったり、子どもが安心して遊べるようにgreenaryのところは真ん中に行くほど低くなっていたりする。

  • Village Home
    ここはDavis事前学習時に聞いていて行きたいと思っていたところ。Village住民のCommunity Garden。
    Village内は車が通れない道が多い、私有地というより共有地と言えるスペースが多い、果樹を多く植えた「edible landscape」となっている、自然排水を取り入れて畑など水が必要なところが低地になっている、など色々な配慮が施されているそうです。

    Edible landscapeだからこその看板。他にもたくさんの果樹がうわっていました!
  • UC Davis West Village

    ここはUC Davis内で新しく建てられたdorm。ホンダと共同で開発された建物であり、全てLEED認証取得のエコでクリーンな建物。屋根という屋根にソーラーパネルが設置されている。
    なんと!D-Labのオフィスもありました!
    案内してくれた方はD-Labの授業もとっていたらしく、前に一度だけ話を聞いたKartのことを知っていたり、、いいねえ。

  • Student Farm
    とれた野菜はCSAしているとのことで、UCD産CSAっておもしろいなって思った。
    トマトを頂戴しました、なまぬるかったけどおいしかったです笑

  • Viticultureの校舎(これもLEED取得)
    校舎裏に広がるぶどう畑・・・・
    ここは校舎もLEED(Pratinum)を取得してました。
  • PACHAMAMA Coffee

    最後にカフェに寄りました。ここは100%生産者組合がownしているカフェで、それぞれのコーヒーの下には農協名が書かれています。感動!
    でも折角ドリップで入れているのになぜかスプーンでかき回してとても苦いコーヒーが出てくるというちょっと残念なかんじでした。お姉さんわかってないのかな・・・爆
  • まとめ
    コミュニティデザインの分野から見ると、Davisはかなり技術のつまった街のようです。UC Davisがサステナブルな建築を積極的に取り入れていたり、街の中心であるセントラルパークの設計や、Village Homesの設立など、コミュニティ・都市計画の新しいかたちが市民の身近なところにふんだんに取り入れられた町でした。そして畑の多いこと!まさにEdible Communityであり、ニューヨークやポートランド、サンフランシスコではやっている地産地消の動きの最先端であるのかもしれないと感じました。

    やっぱりいいまちだったんだね(^_^)

7.11.2014

Key of Urban Agriculture

Key of Urban Agriculture
スーパータフな4日目でした。
  • Brooklyn Navy Yard Farm by Brooklyn Grange
海軍基地跡地の屋上を農園にしたところ。手がけたブルックリングレンジはわりと有名な都市農業推進団体。(そしてクール。)
ここは難民・移民の職業訓練も行っている。(だから人は撮っちゃだめって)市からのルーフトップガーデンの許可はとりやすいみたい。やはりグリーンが増えるのは、ヒートアイランドだとか雨水流出の解決策にもなるから。雨水流出に関して強く言ってたことから、東京とニューヨークの下水力?の差を調べる必要を感じた。
都市農業のドライバーは色々なところにあるし、話を聞いてその重要性に気づいたりする。
ハチミツを買って帰ったよ(^_^)
  • ROSEMARY’S
ルーフトップガーデンつきのレストランにいってきました!産直の一番すごいやつ、店産店消ってやつです!
簡単に言うと、これ↓が
これ↓になります
マンハッタンのほうにあるレストランで、おいしくておすすめでした!
なぜか紙製のストロー。おしゃれ!やけど最後ぶよぶよになってきた(笑)
  • Down to Earth
その後はファーマーズマーケットを経営するDown to Earthのマーケットのひとつに言って来たよ!わりと普通だったかな、、、
イケメンの農家のお兄さんがいて、イケメンだったことしか覚えていないよ!笑
イケメンはすごく野心的に農業していて、hydroponicsにも興味をもっていた。かっこいいわ。
  • ひとやすみ、Abraco
同行人のいちばんのおすすめコーヒーやさん、マンハッタンのAbraco Espressoに行ってきました。おごってくれたよおねえさん♡thx!
ここのオリーブオイルケーキがおいしいとのことで、食べてみたら本当においしかったです!オリーブオイルケーキというものを初めて食べたけど、本当に最後にオイルの味がするから不思議。
  • Corbin Hill
そしてその日最後の訪問先、ハーレムにあるCorbin Hill Projectのオフィスへ。これは自分でとりにいく東都生協のようなもの。会員は週1で野菜セットをそれぞれのピック場所へとりにいく。
そこで話した人たちがすごく気さくで、フードシステムとかについてたくさん話すことができてとても楽しかった!(長い1日で、疲れて話せなかったのが無念・・・)
これは低所得者向けのプロジェクト。確かに、アメリカのスーパーや、みてきたハイエンド野菜に比べると、18ドルで袋一杯に新鮮な野菜が買えるのはとてもお得な気がした。
日本ではこのような取り組みはないのか?と聞かれ、まず野菜がここまで高くないと答えたら、ヨーロッパ人と同じ答え、と言われた。理由については、伝統的な貧しい人=農村部の人は野菜がある、そしてJAのおかげで野菜は安い、と答えた。社会構造の違いを感じた。アメリカでは移民という、職も土地もない人っていうのが、伝統的に存在している。日本も新しい貧しい人=都市部の貧困、は増えている。
そして農業政策。食品大企業のお金になる作物(コーンとか)ばかり補助金を出している。
都市農業、そして小規模農家の応援は、所得に関する社会構造や、アメリカ全体の政策のひずみから生まれたものでもある。
  • ラップアップのおしゃべり。
収穫の多い1日だったので、ラップアップのためにカフェで最後の休憩。同行してる人もインターンだけど、大学からアメリカで環境学を学び、現在環境政策を学んでいる大学院生。
低所得者の問題だとかを聞いた。
出張に来て、日本ではみえなかったニューヨークの都市農業の輪郭が見えてきたような日でした。

7.10.2014

WALK AT NIGHT


  • SKE VEGETABLES
2日目は、朝からブロンクスのSky Vegetablesという rooftop greenhouseを視察。Kateさんは超オープンマインドってかんじでとてもよかったです。ファシリティーもテクノロジーを感じてかっこよかったし、作物も元気に育っていました。やはり人工光より太陽光だ!
見える景色も違います。
  • 部屋移動
お昼に帰宅して、部屋を移動しました。ランドリーが無料でついている方のフラットにしてもらったんだけど、たった3st分 Upper Eastsideに近づくだけでgrocery storeの質もかわり、なんだか感動。
  • そして疲れと暑さで昼寝したら5時間経過してました。泣いた。
美術館行ってから価格調査するつもりだったのに・・・
  • 気を取り直して20時くらいからおでかけ。
こちらの夕日は遅い。
Union SquareのTrader Joe’sに行くもレジの列が店内を一週していたので他のスーパーに行き、見事Brigth FarmsとどっかのHydroponic butter lettuceをげっと!
その後22時にもなってひとりでブルックリン(怖かった)
Brooklyn Bridgeの夜景を見ようと思ってて、でも遅くなるし怖いから帰ろうかと思いつつ行ったけど、行ってよかった!

WALK WALK BIKE


  • 3日目の朝はブロンクスにあるコミュニティガーデンの訪問から。
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  • 最寄り駅はあのヤンキーススタジアム!
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  • 9/11メモリアルミュージアム

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次の予定まで時間があるので、寄り道することに。
最初は、ほぼ唯一のテロだけどここまでおおげさな・・・と思っていたのですが、中に入って資料を見ているとなかなか衝撃的だったことが感じられました。
WTCを左から右へ突っ切るセスナ、その後の爆発、倒壊、9/11, 8:46から時系列を追った「AIR/GROUND」のパネル×3カ所分がなかなかリアリティーがあり、13年後にして漸くなにが起こったのか知りました。
当時わたしは小6で、翌日の社会の授業に使う新聞がどの子も1面にこの写真だったこと、卒業式の練習を終えてテレビをつけたらアメリカが開戦していたことを覚えています。
アルカイダの説明のプロジェクターは、やはりビンラディンの攻撃的な発言が多く引用されていて、これでは復讐心をうんでしまうのでは?と思ったけれど、知らなかったのでやはり勉強になりました。
これを見てアメリカ人が何を思うのかは知りませんが、イラク戦争のアメリカ人兵士の精神的ダメージ、現地の無用な攻撃など、10数年で歴史に残さなければならないものが他にも確実にうまれたと思います。9/11メモリアルが、その点だけではなくて、その後の線を描くミュージアムになれば、現代的な戦争がもっと身近になるのでは、と思いました。
まあ歴史資料館とかって、終わってから作られるしね、よくわかんないけど。
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この壁を見たとき、言葉の意味は曖昧にしかわからないけど、どっちかというと東北の海の青がすぐさま連想されました。(6月にwork for東北の人とワークしたからかもしれない)空の青だそうです。
ミュージアム側の意図としては、たった1日の出来事があなたを思い出から消すことはない、すなわち、あなたたちはずっと心の中で生きている、というようなことだと思います。ひとりひとりのことは知らないけど、自分が好きな土地とか風土、それは消えないと、個人的には思いました。
8〜9月は、東北のことを知って、現代社会の情勢も勉強しようと思いました。
  • ブルックリンの果て、Edible schoolyard project。
その後電車にのること1時間、ESYPに到着。ここは畑→食事を小学生にカリキュラムの一環として教える団体。連携している学校のひとつに訪問しました。アメリカの都市のこどもは野菜のことを何も知らないというのは以前聞いてたのですが、香港やシンガポールでもそのようなことは多く、今後日本でも増えて行くのかな?と思います。出身校に園芸の時間があったけど、先進的だったのかもね!笑
はたけ
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キッチン
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やはり、こどもたちの嗜好がかわると家族にもいい影響をもたらすそうです。中学生くらいを相手にすると、結構効果あるみたい!
終わってからは便利な駅に行くために、AvenueZ(果ての果て・・・)まで歩いてへとへとになりました。とにかく暑い!
  • しかしその後セントラルパークで30分自転車爆走するなど・・・
レンタルチャリはクソみたいな仕様で空気もないのに、up/downが楽しすぎて爆走して疲弊しました。楽しすぎたので写真とか一切ないです。次はいい方のチャリ借りて爆走しようと決意。

7.07.2014

NewYork/Agriculture/FUN!!

人種のるつぼ、ニューヨークに来ました!
  • ACUMENがリースする、ベンチャー企業応援施設
色んな工場が入ってて超楽しかったです。ファイザーの工場を買い取ったらしく、結構バイオハザードな内装でした。ここのVerti Cultureというアクアポニクスの会社に行って来たよ。
屋上絶景!
  • walking around Brooklyn
終わってかBedford aveに寄ってふらふらしてたらかわいいお店がいっぱいでわくわくしました。川岸も行けた。
Super cool street musicianも発見。
激しさのあまり脱げる帽子。
ほんとはThe Selbyに載っていたチョコレートやさんに行く予定だったんだけど、日曜は閉店時間が早くて間に合わず。でも十分楽しめたと思う!
  • Lunch @Northeast Kingdom
産直的なやつ。今自社農園作成中!
Avocado Toast
たまごは自社農園からです!

R.I.P to my dearest friend

My close friend in Tucson committed suicide It was Saturday morning here 7:30am Woke up and checked my phone Had a message from Tucson...