9.24.2015

そこそこ頑張る女子たちに向けて。

ここ1年くらい、みんな人生のしわ寄せが突然きたのかというくらい、そこそこ重くて長い相談を友だちから受ける。わたしで良ければ、と思って耳を貸していたものの、耳レンタルもそう簡単ではないことに気づき、どうせ同じこと聞かれるならブログにまとめてみようと思って書くことにした。

わたし自身、大学に入ってからこの冬くらいまで日々色々なことについて悩んでいた。20歳の頃に比べて、22歳の頃になったら悩みの量も結構減ったものの、色々と思索に明け暮れていた20代前半だった。(来月で25になります)
かなり以前からフォローしているTwitterの人で、30歳頃に定職についた人が、30の誕生日を迎えたときに、20歳の頃なんて戻りたくないってツイートしていた。それはわたしも強く思う。ハタチはバラ色の人生だと大人は言っていたが、あんな暗澹とした世界にはもう一生戻りたくないし、裏を返せば、その頃に比べたらすごい勢いで成長している今が好きだ。
(それでも、高校生の頃に戻りたいなんて思うことはときたま、ある。)

多分、今悩んでいるまわりの友だちよりも数年早く「多様性」の波に飲み込まれてのことだったのだろうと思う。
小中高大、と美しくひかれたレールの上を歩いてきた。京大に行った身としては、その先にも一流企業とかいう美しいレールが続いていることも知っている。
わたしは「大」のレールに乗れなかった。
そして歳を重ねれば重ねるほど薄くなっていくレールの不安定さに、友だちも気づいたんだろう。怖くて乗っていられなくなったけど、今更乗り換えることもできなくて、友だちや家族に電話してつぶやくのだ。「レールが変なんだけど・・・」

具体的にはこういうこと。


  • 高校の友だちは今こんなことをしているのに自分ときたら・・・

バラバラのレールに乗ることを頭ではわかっていても、感覚としてつかむのは難しい。


24、25歳のいま、高校から4大に行ってすんなりと就職した友だちはみんな社会人3年目を迎えている。ある程度の社会的責任を負い、そこそこの貯金もして、大学生の頃よりも良い服をきて、良いものを食べている。大学院に行った友だちも今年から働きはじめている。

なにかしらの不安を抱えて電話してくる友だちの中には学生が多い。
大学に入る前に浪人をしたから、PhDに進んだから、留学や休学で留年しているから、色々な理由で、25歳になっても未だに親の庇護下で小学生の頃から変わらない営み(おべんきょう)を続けている子たちだ。
まあ自分もだし、いつまでこれやってんだろう、という気持ちもわかる。

ところでそういう友だちは大抵賢くて、努力家だ。
自分で専門を選択して、主体的に物事を学んでいる。
というわけなので、勿論、「普通」と言われているレールに見向きもせずその上を目指している。多分、自分でそこを意識することが重要なのだ。
(これは学生をしている友だちだけでなく、働きはじめて会社をやめたいと嘆く友だちも同じだ。)

彼らは、「そこそこの就職口に就職して働きはじめ、ふつうの24(25)歳OLになる」という選択肢を持っていた。確実に持っていたし、実現しようと思えばできたのだ。
でもそれをしなかった。自分の意志でその「普通」という選択肢を放棄したのだ。

というわけで、落ち着いて考えてほしい。
「既に就職した友だちと比較して自分が不安定な学生という身分を続けることに不安を感じる」リスクをとっても、彼らはその道を選びたかった訳なのである。
そんなに学生してるのこわいんか、じゃあ普通に就職すれば?というとたいてい口を揃えてNOという。それが本心なのだ。

良いとこ取りなんてできないんだから、そんな目標の高く努力家(で頑固でわがまま)な自分を受け入れて欲しいと思う。不安は消えないけれど、自分で選んだ道を行くというのはそういうことなのだ。
人と違う不安を抱えて、でも人と違う楽しさとも出会えて、歩いて行くということだ。受け入れましょう。


ついでに言うと、「○歳だから(〜しなければならない)」ということに煩わされるのはもうやめたほうがいいとも思う。年齢と人生の進捗具合にたいした相関はない。




  • じゃあ不安は消えないの?自分の将来がみえなくてこわい・・・


というのが悩みのセカンドステップだ。
かしこまりました、不安を消す魔法を教えましょう、https://youtu.be/algaC2jhu8s

・・・という訳にはいかない。

将来に関する不安は星の数ほどある。
それら全てに立ち向かっていたらそれだけでもう気が滅入って死にたく、もとい、全てを忘れてハワイにいきたくなる。ところがフライトを買うお金もないわけだ。

物は考えよう、と人は言う。
こちらが真剣に不安に思っていることを話したときに、ひっくり返してこう考えればいいんじゃない?とアドバイスを下さった人がたくさんいた。ありがたくないこと山のごとし。何も解決していない。
しかし、実際のところ目の前でスンと解決できる悩みなんて片手で数えるほどもないはずだ。あったとしたら既に解決されているはずである。なぜならば、ここで書いている悩みをもつ主体の彼らは、そこそこ賢くてそこそこまじめだからだ。
中には、そんなこと考えなければいいじゃん、と言ってくる人もいるだろう。でもこちらとしてはあなたほど能天気な人間にはなれないんです、というものだ。

じゃあどうすればいいのか?

悩んで苦しんで下さい。
そうとしか言えない。

それがそこそこ賢くてまじめ(で頑固でわがまま)な人の宿命なのだ。

わたしは大学2回〜3回夏まで、大学が嫌いで嫌いで仕方なかった。まわりにいる人も好きになれなかった、先生もクソかなんかだと思っていた。親も意味不明な勢いで離婚するし、本当に色々考えた。
色んなことで悩んで、色んな人に上に書いたようなアドバイスをもらった。1000回くらいもらった。
879回目くらいから、「これはこう考えることができる、というアドバイスくれそうだなこの人」という予測がたつようになって、アドバイスもらうだけ無駄、みたいな気持ちになった。そう考えることができないから悩んでいたわけだし。

それで最終的に、ようは考えようだから考えるだけ無駄、という結論に至った。自分の考え方もひっくるめて、「これはこういう考え方とこういう考え方とこういう考え方がデキマスネー」という冷めた客観視ができるようになった。もう1歩進んで、「こういう風に進めるのがベストデスネー」ということも他人事のように考えられるようになり、「じゃあススメマショー」という流れでとりあえず「悩むだけ」の世界から抜け出した。
逆に言うと、事実以外のものが全てどうでもよくなった。

すると1つ前の話と同じ結論なのだが、不安を受け入れることができるようになった。(というか受け流す?)

まあこれも、頭ではわかっていてもそう心が動くようになるには時間がかかるので、自分的な境地が開けるまではぜひ悩み悶え苦しんで下さいというのが最適解だと思っている。



  • とりあえず以上2点で終わりにします。

たいていの相談の電話は、「うんうん」とか言いながら部屋を片付けたり洗濯物をたたんだりして、最後に上記2点に触れると、「相談してよかった」という方向に流れる。適当でごめん。

これはわたしの経験に基づく話なので勿論あてはまらない人もいる。
「そこそこ」頑張る、と言ったのは、本当に頑張ってる人たちはこんなちっぽけな悩みで止まったりしないからだ。
だからといって、わたしも含めたそこそこ頑張る女子がダメなわけじゃない。そんな完璧な人はなかなかいない。(きっとMITとかにいる。)

ちっぽけだけど過小評価せずに、自分が今まで蓄積してきたことに自信を持って、失敗を恐れずに続ければ、きっと楽しい生活が待っているはずだ。あと自分が頑固なこととプライドが高いことも忘れずに、たまにはしなやかな気持ちにもなること。
自分のハンドル握ってれば大丈夫。


わたしだって正直、こんなこと考えず楽しい20代前半したかったよ。
けどこれが自分だから。





9.08.2015

9月だけど全然夏です

今日は月曜日ですが、Labour dayという祝日でこの週末は3連休でした。
イギリスではbank holidayがほとんど夏に集中していて学期中は連休がなかったのですが、アメリカではほぼ毎月祝日があるとかで結構嬉しいです。


  • ファーマーズマーケットに行ってきた
日曜日にはルームメイトとファーマーズマーケットに行ってきて、フレッシュでローカルな野菜を買ってきました。日本と同じくらい甘いトマトを買えたり、サボテンの花のジュースを飲んだりして楽しかったです。ホールフーズで買ってきたお肉と、マーケットで買った野菜を炒めたらそれだけでおいしくて嬉しかったです。栄養大事。

アクアポニクスでレタスを生産している農家さんがいて、話を聞いたらUniversity of Arizona の農業工学の先生の指導を受けているそう。以前NYCで聞いた話によると、各州にて農業指導を民間向けに行う重点大学があるそうなのですが、多分それにあたるんだと思います。Hydroponicsの授業は個人的に興味があるので受けてみようと思っています。


  • 初任給をもらうもまさかの天引きあり
金曜日には始めてのRAの給料(まだ働いていない)をもらったのですが、17%が州の所得税で天引きされていました。話によると、私の年間所得は州の貧困ラインを下回るので、春の申請で税金分が返還されるとのことなので一安心。
州公式の低所得者になりました☝️いえーい

  • サウスウェストアメリカの農業の行方

そんなRAの仕事は、サウスウェスト7州(AZ, CA, NM, NV, WY, CL, UT)の農業の水利用効率に関する調査です。カリフォルニアの干ばつの写真はここ数年夏の風物詩(?)でしたが、農業は州の水の大方を消費する産業なので、水を無駄遣いしている農業事業者に農業を中止してもらうことを政府が考えているそうです。

するとやはり小規模農家(金額ベース)の効率が明らかに悪い。(赤字経営)それでも農業を続けているのは日本と同じように、治水権を持っていると将来的に不動産価値があがるからです。(アメリカはまだ土地の値段があがるのか…)

今はUSDAのセンサスを使って大雑把な数値を拾っているだけで、扱っている数値も平均値なので実際の農家の諸形態の分布はわかりません。今後のアメリカでは農業事業への新規参入は初期投資が大きく、知能集約的なものにかなり制限されるのかなあと思います。(既になってるか)。

水利用効率の低い小農家を削る方向で分析を進めつつ、休日にはファーマーズマーケットに足が向かう学生でした。早く本格的な調査・分析に関わりたい。



  • さていつもの。

  • 8月の振り返り
①勉強 - ほぼ100%?
受験生並みに勉強しました、数学のサマーコース。
そのわりにテスト簡単でありがたいんやらなんやら。
ACチャンの経済学のための数学基礎の2/3を3週間でやったど…(死相)

②work out - もはや120%
何を誤ったか、6年ぶりに剣道を始めました。
もう腕があがらないほど筋肉痛です、お腹も筋肉痛です、ていうか筋肉痛だと思ったら外れた小手の打撲だったりもします。足の皮は向け、手には豆ができ、こんな痛いスポーツ、何が楽しくて再開してしまったんだろうか…
もはや筋肉痛緩和のための有酸素運動として走ったりしています。

たまたま出会った日本人の友だちが、たまたま剣道経験者で、たまたまツーソンにDOJO(道場)を見つけてしまったらしく、たまたまごはんに行った日の翌日に稽古があったので出てみたら、稽古後に道着と袴を手渡され(来るよな?)となったので、週1で通っています。

男の人との剣道ははっきり行って力で不利だし、何より外した小手やどうが痛いので嫌いなのですが、道場がカジュアル(?)だし怖い人がいないので週1だけやってみることにしました。あんまり強くない道場なのもポイント。笑
ストレス解消には最高のスポーツだし、戦うのは好きなので。

ちなみにこの週末は、土曜に剣道、日曜にヨガと中国のダンス(なぜか)、月曜にプールと、過去1年分以上の運動をした週末でした。


③スペイン語 - 100%
大学1年生のスペイン語のクラスに聴講で登録しました!
勉強のリズムがついている、なんて目標にしていましたが、週のほとんどの勉強時間をスペイン語に取られているのが現状です…
日本人が中国語を始めるときに少しアドバンテージがあるように、サウスウェストの子たちはスペイン語にアドバンテージがあるような気がしますが、若者に負けないように頑張ってます。
日本で二外でフランス語を取ったときよりも教科書が難しいです。
本当にアメリカの教育は「習うより慣れろ」なのかもしれません。

  • 9月の目標
①おべんきょう
- スペイン語ついていく
週4で予習, 授業で毎回発言(Oral 7/10くらいから)
- AREC513 Termpaper idea考え始める
先生に相談、参考文献読み始める(2つくらい)
- AREC548
SAS自主練!マニュアル1本やってみる。あとはmidtermに全力を。
- 開発経済学になんらかのかたちでリーチしたい。道を探っておくこと。

②うんどう
- 週1剣道:面打ち、無駄打ちしない、あとダウンしっかりやる。
- 週1ヨガ:rec centerに登録する。healing系がいいけど、朝のvinyasaいけたらいきたいなあ。
筋肉痛のない体へ…

③そーしゃる
クラスの友だち(6人)、コースの先輩(10人弱?)、を知り、愉快なルームメイト(3人)と楽しく過ごしているのですが、ちょっと他にも顔を出したい気分。
Hikingする場所がいっぱいあったり、アメリカ内も車でいっぱい旅行できるので、旅行サークルみたいなの見つけたいです。

④しんろ
ユニセフインターンにアプライする
他インターンを探したり、進路を考える時間を週に3時間ほど設けたいです。

⑤そのた
学内で水耕栽培ハウス探して見学にいきたい
プラネタリウムもありそうだからいきたい
とりあえず友だちとJapan food nightします〜


南国のエネルギーは尊いもので、最近は本当に元気です。
最近運動しすぎだから、また先月みたいに勉強に集中したいです。
あとやっぱり少しヨーロッパが恋しい。全ての美しい建築と芸術と食べ物。




R.I.P to my dearest friend

My close friend in Tucson committed suicide It was Saturday morning here 7:30am Woke up and checked my phone Had a message from Tucson...