4.09.2013

USE YOUR FREEDOM TO PROMOTE OURS!



京大国際フォーラムという団体主催での上映会にて、「The Lady アウンサンスーチーひき裂かれた愛」というアウンサン・スー・チーさんが母の危篤の後にビルマにわたってから2011年に新政権が発足するまでを描いた映画を見ました。


直前にTRANSIT(実家に転がっていた)を流し読みして予習していたのですが、当たり前だけれどその通りの展開でした。文字で読むのと映像で見るのでは感じ方に大きな差がありましたが。



何よりも恐ろしいのは、未だに軍事政権が続いているということです。民政移管したものの未だに議員の多くは軍部出身から成り立っており、1980年代からの政治犯と呼ばれる人たちが2100人ほど刑務所に入れられ、拷問や虐殺を受けている状況だそうです。

カンボジアに行ったときに見たポルポト政権下の虐殺の様子も、この映画で描写されていた虐殺や拷問の様子も、見るだけで苦しくなります。日本にいるとこれは歴史上の出来事で今はもうないような気がするのですが、それがミャンマーでは未だに続いているという事実が信じられません。信じてるけど。

私は開発関係に進みたいと思っているけれども、平和構築だとか紛争解決だとか、世界史や地理で習うようなことにはとても疎いので学ばなければならないと思いました。本当にそういう単語が現実に必要なんだなあというのを改めて感じました。


スーチーさんは1991年にノーベル平和賞を取りました。それは、夫が世界の目をビルマの彼女に向けさせようと、そして少しでも彼女の助力になろうとして努力した結果でもあります。これを見て、ノーベル平和賞にそのような使い方があるのかと感心しました。使い方と言っては失礼かもしれないけれども、平和賞が直接寄与する機能を持ち得るってなんだかすごいことに感じます。
情報過多の今の時代に、世界中の人の意識は小国の内政にまで届かないと思います。世界的な賞の数々が、このような賞の力を本当に必要とするところに届くといいなと思いました。

うーん、この夫婦、もしくは家族に授与されてもよかったんじゃないかなあ。それほど夫婦の絆、愛が強かったです。そういうコンセプトで作った映画だからそういう感想をもってしまうんですけど。



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将来は開発関係に進みたいけれども、このように人権が侵害されている人たちを助けるというよりかは、ビジネスでともに利益を享受しようというスタンスで取り組みたいと思っていました。というか、人権どうのという話に疎いし、そんな正義感を持ち合わせていないから。でも今回ので少し興味もったかな。勉強しようと思います。

あとサッチャー元英国首相の訃報が昨夜ネット中を駆け巡っていたけれども、「マーガレット・サッチャー、鉄の女」も今度見ようと思います。これを期に20世紀の偉人をもっと勉強しよう!そしてRIP.

おわり。


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